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ふうてんの頃

夕方のニュ―スを見ながら晩酌酒。
特集はもう見飽きた感じの穴埋め企画「渋谷の少女」物。
渋谷に憧れて出てきた家出少女の「危ない」どうでもいい行動を追ういつものパターンで、少しは違いを見せたいのか名門女子大生が身分を隠して渋谷の夜を徘徊するという企画。

「どうせヤラセだろう」と思いつつ横目でちらちら。
ふと、自分たちも似たようなことをしていたのを思い出す。

大学時代の何年生か、「フーテン」という言葉が流行となっていた頃。
出入りしていた新宿の「風月堂」か「ウイーン」か、知り合いになったフーテン君から誘われたバイトがテレビ取材のフーテン役。
当時フーテンの聖地のようになっていた新宿東口「グリーンハウス」(芝生の植えられた広場で終電車乗り遅れた時の寝場所)
そこで寝てるふりして夜中に起こされインタビューを受けるというもの。
労力の割には結構いいお金をもらった記憶あり、結局はお酒とトイレに消えた。

その縁でかどうか、今度は「木島則夫モーニングショー」とかの番組で、新宿コマ劇場前でハプニングを起こすというテレビの企画のために一人×千円で人集めの話が来た。
当日(金曜日夜)声かけられるだけかけて人を集め、早めの酒で気合を入れて現場のコマ劇場前へ行けば、テレビのロケが始まる前に大群衆集まり、木島則夫本人も危険を感じて逃げ出す騒ぎとなり、何が何だか判らぬままとにかくギャラだけはしっかり頂いて酔っぱらった記憶がある。

そんな流行(はやり)物企画を求めるテレビと、暇で金の無い学生の橋渡し的な役目をやっていた事務所があり、その
中心にいたのが宮井陸朗という人物。
TBSのドキュメンタリー番組「ツイギー」や何かの構成をしていたと思うが、厚生年金ホール傍の事務所へ行くとなんだか怪しい(当時は面白い)話が色々あった。

昼間からハイちゃんか何かでラリッて「君ね、われ思う故にわれは無しなんだよ、判らない?」
精神的にポールニザン、理論的にはサルトル育ちの古臭さを笑い飛ばされ、これからは現象学だとフッサールかメルロ・ポンティだか煙に巻かれた覚えがある。

その事務所で何度か見かけたN大生が後に自衛隊襲撃事件を起こしたのは何年か前に映画になった。
今思い出せば妙な時代だったと思うが、それにしてもテレビはちっとも変わらないと思いつつ今夜も朧。

酒 : 缶ビール、緑茶ハイ

# by kcat46 | 2012-05-19 20:46 | 思い出たどれば | Trackback | Comments(0)

「キッチンが走る」

地方へ料理人がキッチンバスで訪問、その土地の食材を使って料理を作るというアウトドア系料理番組。
この日訪れた丹沢の大山はわが地元。
何を食材に?と興味深々観れば、まずは季節柄大山の山菜。
どうせワラビぐらいかとみていると、、破れ傘から山椒の新芽、一番美味そうだったのがダイノコンゴウという初めて聞く山菜。
ウーン、わが地元にまだ見ぬ(不食)の山菜があったとは!?

次に向かった秦野の若きファーマー伊東君の白菜の花のペペロンチーノにも食指が動くが、最後に行った鶴巻の養豚農場の若い豚ガールズが育てる豚の可愛さ旨そうさと言ったら!

わが野球部の教え子で農業高校卒後フランスへ料理と農業の勉強に旅立ったN君や、地元トマト農家の二男坊で昨年農業高校へ進学したK君、そして「豆穂」ライブの常連ジャズマンで秦野のファーマ夫婦等幾つかの顔を思い浮かべる。
伊勢原も食材フィールドとしてなかなかだね!

それにしても、最近自分が面白いと思う番組はなんだかNHK(衛星含め)ばかりになってきた。
民放チャンネルに回しても何だか似たような企画、どこかで見た顔ぶれで見る気がしない。
若い頃はNHKを国営放送とバカにして見向きもしなかったのに、これはただ自分が歳を取ったせいなのだろうか?
(どうでもいいけどね)

# by kcat46 | 2012-05-12 20:51 | 雑・etc | Trackback | Comments(0)

不老山

3日予定の丹沢・蛭ヶ岳が荒天で中止となり、急遽決まった西丹沢・不老山。
(理由:GW中は車移動不可、帰りのバスも不可で静かな山とゆったりくつろげる温泉付)
8時新松田駅集合、メンバー5名・
西丹沢自然教室行バスは大野山、松田山へ向かう登山客でそこそこの混雑。

8:45山市場バス停降車、ちょっと歩いて吊り橋を渡り不老山登山口(9:00)
初夏を思わせる好天、歩き出せばすぐに汗噴き出る。
とりあえずはひたすらの登り、鶯の声と女性達の囀り。
途中小さな渓流を渡渉、二年前の台風で崩落した地点を高巻き向かい側の大野山頂と並ぶ頃、ようやく杉林を抜けて尾根道に出る。(ベンチあり)

新緑を吹き抜ける風心地よく尾根道を登り降り、遠く聞こえるエンジン音は富士スピードウエイか。
最後の一バイトで樹木に囲まれた小さな広場のような不老山頂(928M・11;30着)
GW中の晴れ間にもかかわらず、登りでは一人の登山者にも会わずに来たが、さすがに山頂の一つだけあるベンチには先客二組あり。
5分ほど歩いた先の南峰へ向かい、どっしり聳える富士山を背景にランチ広げる。

新緑に囲まれながら、汗絞りつくしたわが身に沁みこむ冷たいビールの化学反応の至福。
つまみは例によって自家製とコンビニの持ち寄りで、今回わが庭に生え始めた茗荷の若茎に塩を振っただけのが意外なほどの人気。
「明日実家に行って刈りつくしてくる」とEさん。

下りは前回と同じ県界尾根に向かう。
例によって道案内は伝次郎さんの饒舌な案内板、面白がるかうるさいと感じるか。
金太郎神社への道を分け、初夏の新緑に全身どっぷり染まるようなひたすらの下り。
最後の長い階段に膝ケタケタ笑い始めて生土部落到着。
「下界は暑いな」と文句言いつつ国道を駿河小山駅へ。(14時半過ぎ)

駅近くに建つ小山町営健康福祉会館内のふじみ温泉でザブンのつもりが、一年前から休業中でがっくり。
レジャーシーズンでも空いていて、値段も安く秘かに穴場とマークしていたのだが。
仕方なく駅に向かう途中、不老山の主伝次郎さんにバッタリ。
既に80はとうに越え90に近いはずと思うのだが、そういえば案内板も以前ほどの書き込み量少なく・・・。
とりあえずはご健在と知りめでたしで駅へと急ぐ。

駿河小山駅から二つ目の山北駅で降り、駅裏手に建つ山北町健康福祉センター「さくらの湯」(400円)
あまり温泉臭はないが、露天風呂、サウナ、打たせにリハビリ用の運動プールなど揃っており値段を考えればまずまず。(伊勢原駅前にも温泉施設を!)
ただし汗流した後のビールがないのが最大の弱点。
客のほとんどが地元民より登山客という現状を見れは、自動販売機位おいても誰も文句は言わないのでないかい?

風呂上りに駅前まで戻り、唯一開店していた「ぽっぽ駅前食堂」
とりあえずの生ビールで乾杯、つまみは冷やしトマトに枝豆、冷奴と夏向きにあまり考えず頼むが、食べてみて!となる。
トマトや豆腐の味、枝豆(冷凍ではなくきちんと端切りされている)、醤油までスーパーで売ってる物と違う。
自家製つみれ揚げ、蕗味噌、烏賊塩辛(真鶴)、ぶっ掛け蕎麦。
聞けば寂れ行く街の振興として地元の奥さんたちが運営する店らしく、仕事や応対の丁寧さ、使っている素材の確かさそしてもちろん値段の安さ。
これから西丹沢方面に来たら打ち上げはこの店に決めた!
すっかり感激してどうしたかと言えば、もちろんもう一台電車遅らせ飲むだけなのであります。

酒 :缶ビール、生ビール、獺祭(日本酒)、ホッピー

# by kcat46 | 2012-05-06 20:56 | 山を歩けば | Trackback | Comments(0)

検診結果・12

例年通り赤点(基準値オーバー)幾つか、カッコ内昨年。
総コレステロール230(218)、悪玉コレステロール145(132)
善玉が悪玉と戦ってチャラにならないのかと聞けば、ドクター何も聞こえなかったふりで答えず。

γGTP110(99) 「久しぶりの三ケタですね」
血糖値134(145)、HbA1c 6.4(5.6)
6.4という数字に少々どきりとするが、今年から計測方法が変わったとかで前年通りなら6.0.
ウーン、微妙な数値だな。
病気と健康のすれすれから、JIM通いのおかげで糖尿病にサヨナラのはずがまたギリギリ塀際に戻る。

「気を緩めて、お酒や美味しいものを食べすぎたんじゃないですか?」
医者の言葉の裏になんだか勝ち誇ったような響きを感じてしまう。
なんの、塀際の魔術師と呼ばれたわが身(?)、また医者に参ったといわせてやると誓いつつ帰宅。

夕暮れ、いつもより野菜多目の肴で晩酌、つらつら考えるに、最近は歳のせいもあり一時のように外で何軒も飲み歩くことが減った。
その代りというか、早めに自宅に帰ると外で飲まなかった分を取り返す感覚でついつい続き酒となる。
以前は酔いつぶれて食べなかった夕食のおかずもしっかり肴で食し、冷蔵庫の余り者を漁ったり、その辺に原因がるのかも知れない。

そんなこと考えつつダラダラ酒、横目にTV映画はキョンキョンの『毎日かあさん』
「何が哀しくてそんなに酒飲まなきゃいかんかね・・・」と、テレビのアル中旦那に向かって思わず呟けば、ふと背中に冷たいもの走る。
振り返ればいつの間にか帰宅した家人が、「よく他人のこと言えるわね」と唇の端に冷笑浮かべている。
君子、さっさとと眠るべし。

# by kcat46 | 2012-04-26 19:57 | 雑・etc | Trackback | Comments(0)

66

朝、ゴミだしに出ると鶯の鳴き声。かなり上手くなった。
朝ラーメン食しつつTVのニュース、石原都知事国境の島を買う。
なんだか駄々っ子のような話だが、どうにもなる訳がないのに無理難題ぶつけるのは爺いだからしかたないと思うだけで、勝手にやってくれというしかない。

BSメジャーリーグ今年の楽しみはダルビッシュ。
三戦目はコントロールにまだ不安残すも、ナイスピッチングだったと思う。(25歳だぜい~)イイナ。
テキサスの青空の下、カランカランの野球場でダルビッシュが投げるのを見ながら飲むビールを夢見る。

午後、JIM。
アップからエアロビクス(45分)、マシンジョギング(3キロ)、筋トレ少々(15分)、
プール50×5×3=750M 
小雨ポツポツの中露天風呂で一まったり。

厚木の立ち飲み「ますや」で生ビール・中二杯、エシャレット、鯵フライ。
伊勢原「豆穂」、赤ワイン、チーズ各種、日本酒二合(泉橋)。
自宅に帰り仕上げは焼酎お茶割、蕗の煮つけ、切り干し大根と人参、蛍烏賊、ホウレンソウとエノキのナムル、筍ご飯(小)、蜆の味噌汁

寝酒:ウヰスキー
ユーチューブでロッドスチュアートの「sailing」をお供にもう一杯。

何十年前になるのか、浦和から伊勢原へ引っ越してきた時、その道中でずっと聞いていたのがこの曲。
引っ越しの手伝いをしてくれたO君のお気に入りの歌だった。
多摩丘陵を越えるあたりで振り出した雪に、見知らぬ地に踏み出す心細さを覚えていた僕に君はこの曲の意味を教えてくれたのだ。

tobe near you tobe free
新しい世界へ漕ぎ出していくのだと。でも、君は既にいない。
心とやさしさに不釣り合いな大きな体を、いつも精一杯小さく見せようとしていた君を今思い出すと、僕はまた飲むしかないよ。
また一つ歳重ね66の夜。

# by kcat46 | 2012-04-20 22:34 | 近所をブラブラ | Trackback | Comments(0)

ルパン8世

ルパン三世アニメ誕生40周年記念とかで制作されたDVDを送っていただく。
制作秘話や、音楽集、クロニクル等のメニューの中に、今や幻となった「ルパン8世」のパイロットとダイジェストが収録されていた。
すっかり忘れてたがそんな事もあったなと本棚の奥を探れば、懐かしやまぎれもなく「ルパン8世」と印刷されたシナリが埃をかぶって出てきた。

何年頃だろうか、「ルパン三世」Ⅱシリーズが好評のうちに終わり、ご褒美の台湾ツアーなど楽しみ(故山田康雄さんと淡水のゴルフコースを回ったり)そのすぐ後。
阿佐ヶ谷の団地の傍にあった旧いビルから、赤坂か平河町か都心のピッカピカビルに移った東京ムービーに呼び出され、聞かされた企画が日仏合作の「ルパン8世」だった。

監督は「鉄腕アトム」でご一緒して以来久々のりんたろうさん。
ムービーとしても、日本のアニメとしても世界に認められ始めた頃。
(海外に遊びに行った仲間のシナリオ作家から、パリに遊びに行ったら夕方のテレビはルパンや日本のアニメだらけだよと言われて、ほんとかいなと半信半疑の酒の席。)

何が苦労したかと言って、プロットのOKが出るまで長いこと。
日仏間を行ったり来たり、パソコンやメールのない時代、翻訳作業も間に入り打ち合わせもできずに時間ばかりが過ぎていく。
最も問題になったのは、ルパンが泥棒ではだめということ。

フランス(配給先の周辺諸国含め)ではアニメは子供の見るものであり、子供番組に対してはセックスから犯罪に至る厳しい倫理コードが存在していた。
主役が泥棒などもってのほかで、フランスからプロデューサーを呼んで説得したりしてもどうにもだめで、結局は私立探偵にするということでようやく企画が動き出した。

シナリオ作りに入ってからも、今度はシナリオの直しの段階で行ったり来たり・・・。
ルパンに何をやらせるのか?探偵と言ってもじっと机上で推理するタイプではなく、奇想天外なトリックがないとルパンの面白さが描けない等々。
結局、パイロットと自分が書いた脚本二本、日の目を見ずに立ち消えになった。

遠い昔の夢の残骸をこんな形で目にして見ると、なんだか年老いた初恋の人に再会したような懐かしさと苦い思いに捉われるばかり。
やっぱりあの頃はみんな若かったと、もう一杯思い出酒を傾ける。

# by kcat46 | 2012-04-14 20:33 | 思い出たどれば | Trackback | Comments(0)

日向山・お花見


10時過ぎ家を出て伊勢原駅、コンビニで昼食買おうとしてびっくり。
棚の弁当がほとんど空。
風はまだ冷たいがいよいよ花見の季節到来!の感。

10半発日向薬師行バス、メンバー5名(女子3、男2)
11時頃終点着、春祭りの神輿とお囃子に迎えられて歩き出す。
道の両側に並ぶ桜の枝を見上げれば、街中の神社では5,6分咲きだったのにこの辺りではまだ蕾がやっと開き始めた風情。
ニュースで見た東京の満開の桜との違いに驚きつつ。

薬師裏手の梅林、まだ咲き残る梅の花を愛でつつ山道に入る。
それなりに登りで一汗かけば日向山山頂(404M)
厚木から横浜方面の眺めの向こうに、見えるはずのスカイツリー春霞に目視できず。
下りは弁才天方面、沢まで下りてお花見場を探しながら林道をぶらぶら。

ロッククライミングのトレーニング場として人気のある弁天岩では、ザイルが何本も岩場に垂れヘルメット姿の若者が取付いている。
しばし足止め見守るうち、フェイス上部で行き詰ったクライマーがやおらホールド用のワッカをカラビナに引っ掛け一休み、腰のポカリなどで喉潤す姿にただ唖然。
自分たちが若き日に経験した岩登りとは別種の、スポーツ(ゲーム?)なのだろうな。

結局桜の花は見つからず、次善の策として臨機応変(花よりお酒、飲めればいいのだ。ワイルドだろう~)梅の咲き残る木の下を宴の陣とする。
それぞれ持ち寄った酒と料理を並べて花見の宴が始まる。
最近凝り始めたヨーグルト漬の胡瓜やセロリ、自家製の切り干し大根、ちょっと辛めのキャラブキ、蕗の薹の味噌、ラッキョの舘山寺味噌、卵焼きに、蛍烏賊の一夜干し・・・それぞれ自家製、コンビニとりまとめ微妙にダブらず、それでいて好みの肴揃う塩梅の良さに改めて飲み歩いてきた年季を感じる。

昼の酒まわりいい気持になったところで一次会終了(12時半~14時)
広沢寺温泉を横目に、七沢温泉の七沢荘。(入浴料1000円)
以前は日本庭園に鯉など泳ぎ、団体バスの止まる広いだけの古くさい旅館で敬遠していたのだが、改装後足湯コーナーなど造ってそれなりに。
春の光浴びながら露天風呂のアルカリヌルヌルの湯に浸れば、アルコールが体に浸み込んでいく心地。

湯上りに女性陣待ちながら缶ビールで喉潤し、タクシーで伊勢原駅へ。(2400円)
いつもの「豆穂」に陣取り直し、反省会という名の宴会の続きが始まる。

酒 : 缶ビール、日本酒(地酒)、芋焼酎、焼酎・お湯割

# by kcat46 | 2012-04-09 20:31 | 山を歩けば | Trackback | Comments(0)

ミカコライブ02

久しぶりの「豆穂」ライブは、秦野ファーマーズ。
エレキピアノにウッドベース、旦那のサックスとフルートのトリオにミカコのヴォーカル。

春浅き雨模様の夕、空席の賑やかし気分で出かけるが意外にも狭い店内満席の盛況。
農に従事する仲間から、友人知人、秦野に根付いてきたミカコ夫婦取り巻く輪の広がり喜ばしい限り。

今回はオリジナル曲が中心ということで、農の実践報告や最近飼い始めた山羊の話など、日々の生活感と自然や地元丹沢に対する思いをストレートに語る。
それはそれとして、酔っ払ってジャズに浸りたいだけのオヤジには、山や自然への想いを素直に謳われてももう一つのれない。

どうなのだろう、今誰がどんな歌を、言葉を必要としてるのか?
そして自分が何を歌いたいのか?
理解者や仲間に囲まれたゆるい優しさの中で、美しい言葉を表現することにどんな意味があるのか。

酔いの回った頭の中で行きつ戻りつ。
せっかくのウッドベースも耳に残ることなく、なんだか春夜のぼんやりとした空気感でライブ終わる。
丹沢の自然とジャズの出会いを昇華した心震えるようなライブを、いつか聴きたいものだと、またヨロシク。

酒 : 生ビール、芋焼酎・お湯割

# by kcat46 | 2012-04-02 21:32 | 近所をブラブラ | Trackback | Comments(0)

猫も走れば

「ロンドン五輪の男子マラソンで、カンボジア代表が決定した猫ひろしについて、有森裕子さんがコメントし、ネットユーザーの注目を集めている。・・・」らしい。
その理由が、やっと育ってきたカンボジア陸上選手たちの芽を摘む結果になるとのこと。

何言っちゃってんだかと思う。
芸人が三、四年真面目に練習したら代表になれる位のレベルは、芽なんか摘んで構わない。むしろしっかり踏みつけた方がいい芽が育つと思うのだ。
日本の高校男子駅伝から実業団等ケニア勢を筆頭に圧倒的にアフリカ選手が目につくし、オリンピックの陸上を見ていればアフリカ系の選手が胸のマークだけはユニオンジャックだったりフランス、カナダ・・・それぞれデザインだけの国旗を背負っているのが現実だろう。

オリンピックが国威発揚の場だった時代はもう過去の話にしたい。
優れた個人が秀でた技を披露しそれを凡人が見て楽しむ、それでいいのだ。
何年前だったか、日本の女子水泳選手が「オリンピックを楽しみたい」という趣旨の発言をしてバッシングされたことがあった。
国家や「何人」であるかを唯一のアイデンテティとする人々は常にいるだろうが、そんなものはスポーツの力でどんどん乗り越えてほしいと思う。

イチローが大リーグの開幕試合で来日(!)し、日本の国技大相撲ではまたモンゴル出身の新大関が誕生した。
猫ひろしに望むことはただ一つ、国家なんか軽々と乗り越えて、カンボジア国旗でもなんでも利用してオリンピックを楽しめばいいのだ、ニャン!


「さすらい日乗」様
ご指摘いただきありがとうございました。
僕は橋下市長には限りなく野次馬に近い中立です。
(たしかにヨコハマを途中で放り出した中田元市長や「団塊」の堺屋氏あたりがブレーンというのは首傾げたくもなりますが)
「この国を作り変える」という勇ましい宣言に比べ、「船中八策」なる代物のお粗末さ。
幼稚すぎてほとんどゴッコにしか見えないとしても、そんな彼に期待する日本人の政治に対する絶望感を生み出したのは民主党に責任があるのでしょう。

彼の無茶苦茶なパワーで行き着くとこまで行った方がいいと思うのは、無責任な年寄りの興味本位な戯言です。
おもちゃ箱をひっくり返して最後に残るのは希望なのか、絶望なのか?
「日本の未来に対して明るい絶望感を抱いている」という司馬遼太郎の末期の言葉になぞらえれば、ニヒリズムの果てに小さな希望の灯りが点るのを、酔中朧眼見れるかどうか。

# by kcat46 | 2012-03-28 20:48 | 雑・etc | Trackback | Comments(0)

「アラビアのロレンス」

録画しておいた『アラビアのロレンス・完全版』を何十年ぶりに再見。
高校時代に見て以来何度目だろうか?見直す度に新しい発見のある映画だ。
一番の魅力の広大な砂漠の風景や戦闘シーンのスペクタクル(CGなんか使ってない!)は、ビデオの画面ではとても適わないが、歳を経た今だからこそ判る面白さも発見する。

主人公をアラブ独立運動の英雄としてではなく、アラブに対する屈折した思いとコンプレックスを抱き、精神的に病んだ人物像にしたのか、若い頃は「なんだか暗いやつ」という印象しかなかったのが、今見直せば先進国英国のアラブ世界に対する複雑な思いを背負っている人間像とすんなり理解できる。
だからこそ、一人のアラブの同胞を命がけで救うこともする一方で、トルコ軍の大量虐殺を命令できるのだろう。

「アラブは一つ」という大義の嘘、現在まで続く中東の混乱の原因となった独立運動の裏側。
トルコ軍を打ち破りダマスカス占領後、街に電力が不足し、火事は収まらず、病院は大混乱のまま統治するはずの「アラブ民族会議」はただ部族の利害を巡って堂々巡りするばかり。
そこへ乗り込んで来た部族の統治者と英国顧問団は言う。
「もうここに勇者は必要でなくなった。戦争と破壊は若者のものだが、これからは政治です、妥協と騙しあいの老人の出番です・・・。」

そう言えば最近の坂本竜馬ブーム。
管直人から大阪のゲンキー橋下など、何で自分を竜馬と重ね合わせたがるのか?
革命家を志すならわかるが、志半ばで倒れた人間は政治家の理想とするものではない気もする。(ゲバラも途中で挫折したからこそ?)

それで思い出したが、ロシア大統領選。あのプーチンの目にも涙。
ついにロシアにもポピュリズムの波が押し寄せたかと感慨一塩二塩。
昨年の光市少年事件審判における死刑判決で、司法の世界にもポピュリズムがととても不気味な感じがした。
マスコミ(ワイドショー)が日々垂れ流す量としての印象、見かけの良さや誠実そうに見える被害者と、なんだか怪しげな「人間とは思えない」加害者像が増殖されて、いつのまにか形成されていく多数派の正義。

「民主主義」というどうしようもない隘路を抜け出す道はあるのだろうか?

「政治的正義という煌々たる電灯が頭にともると、激烈に群れる。どの頭にも一個づつ正義という電灯をともしているが、一人では決して走らない。群れるための手段として正義が必要なのである」
     司馬遼太郎「この国のかたち」

# by kcat46 | 2012-03-24 21:11 | 酔っぱらいの戯言 | Trackback | Comments(1)

吉本隆明

<文学、思想、宗教を深く掘り下げ、戦後の思想に大きな影響を与え続けた評論家で詩人の吉本隆明(よしもとたかあき)氏が16日午前2時13分、肺炎のため東京都文京区の日本医科大付属病院で死去した。87歳。(共同)>

初めてその名を知ったのは中学校の同期生O君の部屋の本棚。
映画に芽生え始めた高三の頃、京橋にある国立近代美術館の名作上映に通い始めて偶然再会、
サントリーレッドをコーラで割りながら映画や文学の話で夜を徹した。

初めて借りて読んだのが『芸術的抵抗と挫折』
なんだか頭の奥の方に澱んでいたもやもやが、一陣の風に吹き払わるような新鮮な興奮を覚えた。

大学に進んでからも氏の著作は常に背伸びして見る知的指標だった。
『言語にとって美とは何か』の勉強会では「自己表出」と「指示表出」に頭悩ませ、知識人やエスタブリッシュメントに対する不信と抵抗に共感を覚え。
「国家とは共同の幻想である」という『共同幻想論』のテーゼに心奮わせた。

そして『自立の思想的拠点』の忠実な実行として家庭を持ち、「大衆の原像」とまではいかないが普通に仕事をし、子供を育て・・・。
ふと気が付けば、死ぬまで購読を続けるはずだった『試行』をいつの間にか読まなくなっていた。

歳のせいか最近ふともう一度じっくり読み直したいと思い始め、まずは『最後の親鸞』あたりからと本棚の奥で埃をかぶっていた著作を取り出したところだった。
それ故、氏の訃報を聞いても喪失感はあまりなく、ましてや悲しみなど。
自分の考え方、生きる態度のどこかに、氏の思想の断片が誤解を含め生き続けて行くのだろうと思う。
謹んで冥福を祈ります!

# by kcat46 | 2012-03-17 19:50 | 合掌 | Trackback | Comments(0)

シナリオ講座

伊勢原市立図書館企画の「シナリオ実践講座」が終了した。
一か月間に全三回、定員20名募集で満席となる。
以前にも、義理と酒代稼ぎ気分で専門学校やカルチャースクールでシナリオ教室の講師を何度か経験したが、もともと人前で話すのは苦手な方で(特に素面では!)、この手のことは自分に向いてないとできるだけ避けるようにしてきた。

今回は日頃お世話になっている地元の図書館というのと、無料の講座ということで、子離れ後の主婦やりタイヤー組の暇つぶしか、せいぜい若いアニメファンの野次馬的好奇心を満たせばいいのかと気軽にお引き受けしたのだが。
当日集まった老若男女を前に、どのレベルに合わせて話を進めていくか五里霧中の中恐る恐るのスタート。

一回目は「シナリオとは?」というテーマで、映画やTVドラマの世界でシナリオの果たす役割。
二回目は「シナリオの書き方」として、実際に自分が書いた『太陽にほえろ』のシナリオを読み、その作品をビデオで見てもらって構成やシーン、台詞の解説など。
最後の三回目は課題を出して実際にプロット(「ウサギとカメ」)やシーン(「伊勢原駅前待ち合わせ」)を書いてもらい、提出された作品を講評しながらドラマ作りの基本的なことを体験してもらった。

最終回の課題提出には思ったよりも多くの作品が集まり、レベル的な事を別にしてそれぞれ苦闘の跡が想像される力作が揃う。
レジメも作らず適当な経験談で時間をつぶしただけの自分の講義を、真面目に受け取ってくれた受講生達に、少年野球監督を引退して以来久しぶりに教育欲(?)が刺激される。

講義終了後も7,8人の人がまだ聞き足りないと残り、場所をサロンに移してお茶を飲みながらシナリオについて雑談風に話す。
意欲がある人には今後も相談に乗ることを約してお開き。
その足で駅前の「つづみの里」に寄り一人打ち上げビールする。

# by kcat46 | 2012-03-13 10:54 | 近所をブラブラ | Trackback | Comments(0)

松井冬子展


横浜美術館で開催中の「世界中の子と友達になれる」(~3.18)
日本画の世界で最近注目を浴びてる新鋭の女性画家松井冬子の、公立美術館で初の大規模な個展というふれこみ。

日本画と謂えばの円山応挙を想起させる幽霊画や、肉体の解剖図などちょいグロな世界を繊細なタッチで描いた作品をいつか見た既視感覚えつつ廻れば、70年代の佐伯俊夫や横尾忠則を思い出される。
あれから40数年「キモカワ」も一つのファッションの時代に、よくできた御嬢さん芸を突破する力を探し求め・・・ふと絵のタイトルが気になる。

例えば、「生まれたばかりの赤児が最初に母親に求めるものを示した」という作品タイトルは『優しくされているという証拠をなるべく長時間にわたって要求する』
あるいは『この疾患を治癒させるために破壊する』
あるいは『夜盲症』等という暴走族的造語感覚。

分かったような分からないような要するにどうでもいい言葉遊びと、作品の亀裂の間に彼女の未だ形にならずに名付けられない表現世界が、ちらちらとエロチックに見えてくる楽しさ。
『引き起こされた不足あるいは過剰』

軽い酩酊感をまといつつ足は当然アルコールを求めて野毛の町。
黄昏間近のイタリアン立ち飲み「バジル」に立ち寄り、メニューは見てきたばかりの絵を想いつつ「ハチの巣のトマト煮」と鰊の酢漬けで生ビールから赤ワイン。
やっといつものペースでやっぱり野毛に来たら外せない「福田フライ」
沖メバル、マハタ、鬼カサゴ等ここでしか味わえない刺身を味わい日本酒。
いつもながら、もう少しE酒おいてくれればと思いつつ記憶あるうちに帰途をたどる。

酒 : 生ビール、赤ワイン、ポン酒
 

# by kcat46 | 2012-03-09 20:38 | 街を歩けば | Trackback | Comments(0)

耳をすませば

昨晩秋頃からだろうか、酔っぱらってふと目覚めた夜中。
あるいは早く目覚めた夜明け、どこからか虫の音が聞こえるようになった。
螻蛄か蟋蟀か、わが家の庭の虫達は元気だなとしか思っていなかったのが、いつか冬が来て寒さ厳しく雪混じる朝もふと目覚めれば虫の声。

さすがにちょっと変だなと思い、家人に「虫の声聞こえるよな?」と聞けば、バカじゃないの冬鳴く虫がどこにいるのと一蹴され初めて幻聴だと分かる。
そう言われてみれば、静かな夜や朝ばかりでなく日中にも耳の奥で遠い蝉しぐれのような虫の声が響いている。
そう耳の外ではなくて耳の中で聞こえるのだとようやく気付くのだ。

これもアル中へのワンステップなのかと、それなりに気にしてネットで調べてみたら、「耳鳴り」だと分かる。
何百万人単位で悩んでいる人いるらしく、原因もはっきりせずなかなか治らないものらしい。
そうと分かれば慣れるしかないわけで、ヨッパラった時は音色が変わるような気もするし、今日はニーニー蝉かなと思ったり、眠れないまま耳を澄ましていると単調な響きの中に蟋蟀やクツワムシが混ざったりする。
歳取るといろんなことがあると思うしかない。

# by kcat46 | 2012-02-26 20:26 | 雑・etc | Trackback | Comments(0)

スノーハイクツアー


最近流行のスノーシューバスツアーに参加(往復交通費、ガイド、スノーシューセットレンタル、昼食、オヤツ付・8900円)に山仲間二人と共に参加する。
ツアー参加者20数名、中年女性中心に上は80歳過ぎの男性から若い山ガール風まで。

本厚木駅南口集合後受付済ませ、バス出発(7:40)=中央道・談合坂PA休憩=長坂インター
前夜寝不足でうとうとするうち雪に輝く南アルプスから、八ヶ岳の山稜眼前に迫り美しの森ファーム着(11時前)
早めの昼食(猪鍋ランチ)思っていたより量も内容もしっかりで、やっぱり軽くビール。

休憩後ファーム前の広場集合、インストラクター(近所のペンションオーナーさん)の指導でスノーシューの履き方から教わる。(メンバーのうち経験者は1名だけというまるっきりの初心者集団)
そういう自分自身、はるか昔に輪カンジキは履いたことあるが、スノーシューを眼にするのも履くのも初めて。

なんとか全員準備完了、雪道からダケカンバの林へと歩を進める。
初めのうちはちょっと急な下り斜面を爪先から下っていくことに恐怖心あるが、スノーシューのグリップ力等体感するうちだんだん慣れてきて雪上を自由に歩き回れる快適さがうれしくなる。

雪上に残る鹿の足跡や、ヤマネの巣、野鳥の生態など話好きのインストラクターの講釈聞きながら雪の高原散策を楽しむ。
最後の登りで一汗かけば美しの森展望台に出る。
昨夏登った赤岳から横岳の山容が、蒼い空をバックにくっきりとコンタクトライン描く。
冬山の風景を目に焼き付け、最後は勝手に雪の斜面で尻セードなど楽しみ元来たファーム帰着(14時過ぎ)

コーヒータイム(ロールケーキ付)で一休み後、風呂で汗を流し帰り支度。
バスに戻って缶ビールでとりあえずの乾杯、バスに揺られながら晩酌(15:40発)
車窓を過ぎる冬山の風景を肴に赤ワインなどちびちび。
酔いがまわりうとうとするうち、ふと気がつけば見慣れた風景となり厚木駅帰着(19時)
解散後伊勢原に戻りいつもの{豆穂」で雪山歩きの思い出たどりながら仕上げの酒。

酒 : 缶ビール、赤ワイン、芋焼酎

# by kcat46 | 2012-02-20 21:16 | 山を歩けば | Trackback | Comments(0)

スナック葬

JIMの帰りのいつものコース。
軽く酔いめぐりもう一杯、酒友Uとハシゴの途中何故かふらりと何年ぶりの「スナック」。
客の姿も少なく寂しいボックスに座り、どこかのオヤジの演歌にお義理の拍手しながらカラオケの歌集めくりつつ、水割りグラスなめる酒の薄さが嫌いで最近は全く近寄らないでいたのだが。

店に入った途端、店の一角に飾られた祭壇の遺影にびっくり。
ママの旦那か、いい人だか判らぬが、故人とのお別れ会の席。
気まずいところに来合わせたかと、逃げだそうか迷う間もなくママさんに「いいじゃない飲んで行ってよ」と言われれば、「酔っぱらいはみな戦友」の酒場の掟に従い手向けの酒。

故人の知り合いポツリポツリと現れ、演歌のカラオケ始まり、勧められるまま酔った勢いで久しぶりの『黄昏のビギン』など歌ううち、そうだ、自分もこれでいいかなと思う。
家人には自分が死んでも葬式なんかしなくていいと言ってあるが、もしも別れの儀式が必要なら酒場で送って欲しいと頼んである。
親しい飲み仲間が自分の遺影と別れの乾杯、後は想い出話の一つ二つ、あるいは生き残った特権で何が何だかわからぬほど酔いつぶれていただければそれでよし。

ただし、カラオケで演歌だけは勘弁していただきたい!とても成仏できないから。
やはり、バック音楽ぐらいは自分で選んでおかないと・・・と思ったりする。

# by kcat46 | 2012-02-14 20:19 | 近所をブラブラ | Trackback | Comments(0)

芳野満彦


<登山家の芳野満彦(よしの・みつひこ、本名服部満彦)さんが5日、心筋梗塞(こうそく)のため水戸市内の病院で死去した。80歳だった。
17歳の時友人と2人で冬の八ケ岳にて遭難。友人は凍死し、自らも重い凍傷になり両足の甲から先を失った。
その後「5文足のアルピニスト」と呼ばれながら北アルプス・前穂高岳4峰正面壁の積雪期初登攀に成功するなど多くの記録をつくり、戦後の日本登山界をリードした。
65年、マッターホルン北壁を登攀し、日本人で初めて欧州アルプス3大北壁の登攀に成功した。
新田次郎の小説「栄光の岩壁」のモデルとしても知られる。>

氏の著書『山靴の音』(初版本は確か赤い表紙に山靴のイラストだったか)をなめるように愛読していたのも遠い昔。
憧れ昂じて氏が創設した山の会「アルムクラブ」に入会させていただいたのは高校生の頃。
嗚呼、穂高よ!冥福をお祈りします。


# by kcat46 | 2012-02-08 05:15 | 合掌 | Trackback | Comments(0)

お気に入り・ZAZ

今一番お気に入りのミュージシャン。
寒い夜、酔中彷徨いウロウロうとうと、カルチェラタンか新宿ゴールデン街。
遠い昔と近い向こう、その岸辺で心が解き放たれて自由になっていく。のだ。



どうしてあんなにも自由を欲したのだろう?
そうか、ペペ。もう絶対に戻らないピュアな。

最近、わが青春期最愛の映画『突然炎のごとく』(F・トリュフォー)を再見。
映像のみずみずしさには新ためて感動も、あんなに憧れたジャンヌ・モローがただのわがままな女にしか見えなくて歳月の重さと心の変化が少々きつい。

わが農民ミュージシャンミカコに「La Vie en Rose」をリクエストしたら、私はあんなにアルトじゃないとやんわりお断りされてしまった。

# by kcat46 | 2012-02-04 20:25 | お気に入り | Trackback | Comments(0)

一周忌

昨年他界したおふくろの一周忌。
思えば3.11大震災を見ずに旅立ったのはそれなりに良かったのか?
実家に立ち寄りお線香をあげた後、九品仏のお寺を散策。
もうこれが最後かなと思えば、子供の頃カクレンボや野球に興じた境内のたたずまい、冬の空気香ばしい。

自由が丘駅裏手、昔田村魚采の料理学校があったあたりを奥沢神社へ向かいながら、そうだこの道は小学6年生にして人生初めてのアルバイト新聞配達で回った区域だと思いだす。
朝暗いうちから起きて新聞販売店まで行き、まだインクの匂い立つ新聞の束を店の大人用自転車荷台にゴムバンドで固定する。
夜も明けやらぬ住宅街に、背伸びしてもいっぱいいっぱいのペダルを漕ぎ出す時の、なんとも言えない心細さと、明るさを増す朝の光と共に新聞の束が確実に減っていく時の充実感。
後に酒場で知り合ったボクシング日本チャンピオン斉藤清作、という名前でデビューする前のタコちゃんとすれ違ったのもその頃だ。

奥沢神社傍の「嵯峨野亭」
従妹やわが子の家族等親戚一同十数名集まり一周忌の食事会。
酒が回れば昔話となり、子供のころの記憶蘇る。
親を選べない不条理と、血族という絆から逃げ出すことしか考えていなかった青春期。

やがてお開きの時間となり、悪酔いしないうちに無事血族の儀式終わる。
車で帰る娘夫婦たちと別れ自由が丘駅へ。
昔はどぶ川が流れていただけの辺りも今は小じゃれた店並び、通行人行き交う。
遠い記憶と現在の風景がごちゃ混ぜになり、そんな時さ。
なんだかふっと、一跨ぎで向こう側に行けそうな気になるのは・・・。

酒 : 生ビール、日本酒、芋焼酎

# by kcat46 | 2012-01-30 20:12 | 思い出たどれば | Trackback | Comments(0)

テオ・アンゲロプロス

<AP通信によると、「ギリシャ映画界の巨匠」として知られる映画監督テオ・アンゲロプロスさんが、アテネ近郊の道路でバイクにはねられ頭部を強く打ち、搬送先の病院で死亡した。76歳だった。
「旅芸人の記録」(75年)でカンヌ国際映画祭国際批評家連盟賞を受賞。
80年「アレクサンダー大王」でベネチア国際映画祭金獅子賞、98年「永遠と一日」でカンヌのパルムドールなど国際映画祭の最高賞を受賞。他にも「シテール島への船出」(83年)、「こうのとり、たちずさんで」(91年)、「ユリシーズの瞳」(95年)など、美しい映像で深い思索を誘い、高い評価を受けた。>

「旅芸人ー」を見た時の衝撃はたぶん、ヨーロッパ映画、文化に対する距離感故のコンプレックスだったと思う。(内か外か?)
ギリシャ哲学から、「ネバー・オン・サンデー」を経て、今やユーロのお荷物とは。
年に一度位酒に酔って何故か見たくなり、録ってあるビデオを見返すのが「永遠と一日」
いつも最後まで見終わらずに夢の中となる。

最近読んだ新聞記事、グルジアの映画監督オタール・イオセリアーニ(『汽車はふたたび故郷へ』)のインタビュー。
「群衆に向かって語ってはいけない。一人の理解者に語りかけよ」
「群衆が多数決で支配することに私は耐えられない」
正直に言おう、僕は「絆」という言葉が大嫌いだ。

堕ち行くギリシャとヨーロッパと、「がんばれニッポン」
「ギリシャの火酒」ウーゾでも飲みながら、アンゲロプロスの映像に酔っぱらいたい夜。
「明日の長さはどれうらいか?」
「永遠と一日」

撮影中だったという新作を見られないのは残念だが、冥福を祈るのみ。
合掌!

# by kcat46 | 2012-01-26 20:59 | 合掌 | Trackback | Comments(0)

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