「ネコも歩けば・・・(酔中日記)」

drunkcat.exblog.jp

弘法山19

a0007196_13394662.jpg
花粉が本格的に飛び始める前に敵陣偵察を兼ね近くの弘法山へ。
昼過ぎ家を出て鶴巻温泉から歩き始める。
尾根道に出たところで下山して来た少年野球部OBのY君に声かけられる。
三十年近くたてば誰だっけ状態だが、Y君がすぐ判ったという事は自分の見かけはあまり変わってないということか?

雑木林の尾根道を歩き吾妻山で一休み、双眼鏡取り出し山裾眺めればたわわに実ったスギの花。
濃い黄色が茶に染まり触れなば落ちんの風情に、思わず忍び足になる。
大山から塔ヶ岳に連なる東丹沢の山脈は先日降った雪残り寒そうに見えるが春は麓から。

弘法山への一登りで軽く汗かき、蕾も硬き桜並木の道を下り階段上がれば権現山頂。
いつものバードサンクチュアリに寄るが、周囲を囲むズームレンズの砲列はない。
水場覗くとツグミが一羽、水をつついたり羽繕いしたり。
しばらく待ってみるが、シロハラとエナガが木の枝越しに顔見せただけ。

展望台の方に移動、富士山は雲の中箱根連山黒々と連なるを眺めていると、ヒッヒッと鳴きながらジョウビタキが寄ってくる。
寒さに追われ下山する途中、メジロやコゲラに足を止めいつもの「富士見の湯」にザブン。

風呂上りにおでんをつまみに生ビールから地酒白笹鼓(秦野)をちびちび。
風呂合流した家人の車で帰宅、途中の露店で買った今年お初の蕗の薹(100円)
天ぷらと味噌和えにして春の香りと苦さを味わいながらの続き酒。


# by kcat46 | 2019-02-14 13:40 | 山を歩けば | Comments(0)

タぬき

a0007196_13455595.jpg
タゲリ(田鳧、田計里)は、チドリ目チドリ科タゲリ属に分類される鳥類の一種。

暖かな陽気に誘われ双眼鏡持参で久しぶりの平塚田圃。
タゲリの観察場「デイリーヤマザキ」裏の田圃
缶ビールちびちび一時間ほど粘るがセキレイやツグミばかり。

「!?」らしき姿に双眼鏡覗けば、あれ、冠が無い!
・・・ただのケリ。

望遠レンズ肩にした常連氏の話では「年末にはよく見かけたが年明けてからあんまり・・・。」
田起こしが始まればまた来るんじゃないかとのこと。

いつの間にか電線に留まったチョウゲンボウがじっとこちらを見下ろしている。
双眼鏡向けたとたんケッ!と一発、糞を落として飛び去った。

<ケリ(鳧、計里、水札)チドリ目チドリ科タゲリ属に分類される鳥類の一種。>
a0007196_13463598.jpg


# by kcat46 | 2019-02-05 13:50 | 近所をブラブラ | Comments(0)

国東半島ツアー

a0007196_14274869.jpg
国東半島はいつか歩いてみたいと思っていたが、昨年六郷満山1300年を機に全山を結ぶトレイルコースが整備されたという。全10コース140キロ以上という大変なトレイルコース。

『六郷満山文化』
 「国東半島の両子山を中心とした放射状の谷筋の六つの郷に、奈良時代末期~平安時代にかけ宇佐八幡の境外寺院として末寺も含め65ケ寺ほど建立された。宇佐八幡神信仰と僧侶修行が結びつき、複雑な宗教体系のもとに発達したのが六郷満山とされる。」

<一日目>
伊勢原駅5時半、同行のH氏と待ち合わせ=羽田空港(7時過ぎ)搭乗手続き後朝食弁当買機内。
8:00羽田発=大分空港(9:45)
車の運転には無縁の自分人生初レンタカー。
今回コースの特殊な交通事情でH氏より提案。
初日目標コースの中心両子寺の場合普段朝昼夕と一日三本の路線バスが日曜祭日は運休。
地方の定期路線バスは通学と病院通いの年寄り専用が現状と知る。
(テレビ番組「路線バスの旅」の世界)

H氏運転のレンタカーで出発、雨上がりの道路30分ほどで両子寺着。
護摩堂の本尊不動尊参拝、境内小川に架る鬼橋渡り石段を登り垂直の崖にへばりつくように建つ奥の院本殿。
背後の岩陰洞窟に入ればローソクの灯に湧出する不老長寿の霊水有難くいただく。
山門から仁王門へ下り、国東半島最大級という有名な石像仁王にご対面。
a0007196_14290915.jpg
国東半島表玄関に挨拶済ませ続いて瑠璃光寺に立ち寄る。
昼食刻となり、パンフレットの案内でアテズッポ別府湾沿岸の「杵築漁菜館」
満席状態の牡蠣小屋隣接の食堂、名物「鱧フライ定食」食せばこれがなんとも・・・。

フライのゲップ抑えつつドライブ、杵築の町はスルーして海沿いウエイから山路に入り別府温泉最奥明礬温泉に出る。
観光客の賑い横目に下り有名な地獄巡り、せっかくだからとその一つ「海地獄」に立ち寄る。
近年有名観光地何処へ行けど飛び交う外国語に圧倒されとっとと退散、海辺の「竹瓦温泉」に向かう。

a0007196_14294137.jpg
唐破風造りの古めかしき外観の暖簾潜り番台のおばちゃんに入湯料100円也。
二階建ての造り入った一階が脱衣所、階段降りて一階に半円形の湯舟。
いつか見た記憶辿れば、若い頃旅した東北の温泉を思い出す。
湯の出る洗い場もシャワーも、備え付けのシャンプーやボディソープも何もなし。
ただ温泉に浸かるだけのさっぱり感が気分佳。

風呂上りには当然お酒。
レンタカー返却のH氏と近くの「とよ常・本店」で待ち合わせ。
昼酒が飲め魚美味店という評判の割にファミレス風明るい店内に少々違和感あるも、注文の料理食せば雲散霧消。
関サバ刺身の上品なさっぱり感、ヒラメお造りのねっとりとした旨味口中に広がり地酒で洗へば甘露甘露。

酔い廻り別府駅から今夜の宿「大分センチュリーH」のある大分へ。
途中もう一軒寄ったことは覚えちゃいるが、何をお腹に入れたやら・・・。

<二日目>
大分駅9時過ぎ発=日豊本線・中山香駅=タクシー・熊野磨崖仏駐車場(10時半頃)
入山料(300円)熊野神社参道から鳥居潜りゴロゴロとした石の急坂(『赤鬼が築いた九十九の石段』)
「楽してご利益なし」の言葉通り一汗かいて日本最大級の大きさ誇る磨崖仏とご対面。
周囲を森で囲まれた崖の岩肌に刻まれた不動明王像と大日如来像が下界を見下ろすように鎮座する。
(平安時代中期~鎌倉時代前期の作といわれる)

神社参拝後苦労して登った急坂を下る。
県道入り口の大鳥居からは真木大堂目指し北上。
国東独特の岩山を眺めながら一時間弱、路端に異形の人形達がお出迎え。
七百年前焼失した幻の大寺院「馬城山伝乗寺」の本尊九体を集めた「真木大堂」(拝観料300円)
国宝指定の阿弥陀如来坐像をはじめ、日本一の大きさを誇る大威徳明王像(水牛に跨る)、不動明王像、二童子立像、四天王立像の計9体の平安仏。

さらに一キロほど歩き坂道登れば穴井戸観音への山道、途中野鳥の群れる園地から岩峰目指し急登。
朝日・夕日観音のある「間戸岩屋」から岩場の隙間に取り付けられた鎖を頼りに抜け、まずは東向きの朝日観音とご対面。
岩棚に焼け焦げ跡の残る粗末な木彫りの観音様、朝日の射すところを見てみたいと思う。
裏手にまわり夕日観音からは眼下に「田染荘(たしぶのしょう)」の眺望広がる。

「宇佐神宮の荘園だった場所で、平安時代から集落や水田がほとんど変わらず残されており、中世荘園村落の姿を今にとどめる。2010年国の重要文化的景観に選定され、2013年には国東半島・宇佐地域世界農業遺産に認定された。」

岩峰から眼下の小崎地区に下り田圃の中の道をバスの通る田染中村へ。
(西叡山から高山寺コースはバスの都合で今回パス)
大分空港からのリムジンバスに乗り、宇佐神宮へ向かう。(13時半)
14時過ぎ宇佐神宮着、全国4万社余の八幡さまの総本宮に参詣。
立派な神殿や広大な境内を歩いていると、先程見てきた朝日・夕日観音の素にして朴な姿を思い浮かべ神仏の世界にも格差を感じてしまう。

タクシーで宇佐駅、駅横のカフェで電車待ちビール。
中津駅から今夜の宿「スーパーホテル」(朝食付5000円)チェックイン。
一休み後町へ、アーケイド街をうろつきヤマカンで「海鮮厨房ウロコ
関アジとカワハギのお造りで酒。
a0007196_14283538.jpg

<三日目>
9時ホテル出て中津の町を「小幡記念図書館」に向かう。
「京都国立近代美術館」や新潟の「朱鷺メッセ」等で高名な槙文彦設計の建物でしばしまったり過ごすつもりが「本日休館」の札。
代わりにちょい足を延ばし黒田官兵衛築城の中津城に立ち寄る。
福沢諭吉はパスして駅に戻り特急ソニックで小倉、鹿児島線に乗り換え門司港駅。

門司港レトロで大正ロマン風に整備された街を眺めながら、関門海峡を船で渡ろうと渡船場へ行けば、別行動のH氏とバッタリ。
対岸の本州下関唐戸へはほんの5分程度の船旅。(400円)
一度は来たかった河豚と鯨の本場唐戸市場を散策、土産物色。

昼時となり近くのカモンワーフ内「唐戸屋」
ランチ酒のアテはもちろんフグ刺しと鯨の盛り合わせ。
懐かしきサラシからおでんでしか食したことのないサエズリ、お初腸の百尋そしてメインの鯨ベーコン。
昨年の国際捕鯨委員会(IWC)脱退のニュース
他に美味いくらでもある時代、世界の嫌われ者になってまで鯨なんか食べたいのかと思っていたが、う~ん、考えぐらぐらり。鯨料理は日本の文化だ!

昼酒に酔い関門海峡渡る風に吹かれながら再び門司港駅。
日豊本線朽網(くさみ)下車バスで北九州空港から帰路へと辿る。
a0007196_14301781.jpg
地酒:鷹来屋 (たかきや) 八鹿 (やつしか)、智恵美人、西の関、耶馬美人(米焼酎)、雁木(山口県)
 


# by kcat46 | 2019-01-26 14:32 | 遠くへふらふら | Comments(2)

稀勢の里引退

a0007196_14302235.jpg
「力はあるんだけどね・・・」
行きつけの呑み屋でテレビの大相撲中継を肴に晩酌の一刻。
稀勢の里ファンの女将さんのため息を何度聞いたろうか。
その言葉にはダメな我が子を想う屈折した愛情がぷんぷん匂っていた。
「もがき苦しむ姿すら愛された稀有(けう)な横綱」

学生相撲出身が主流となる中で中学卒業後角界に飛び込んだ「たたき上げ」
早くから大きな期待を背負いながら、圧倒的なモンゴル勢の壁に囲まれ孤軍奮闘まさに刀折れ矢尽きての引退という印象。
取り組み前の控え席、じっと腕を組みへの字に結んだ唇と瞼の痙攣に顕われる内面の緊張。
その姿が見られなくなると思へばやはり一抹の寂しさ。

白鵬には16勝44敗と負け越し(白鵬から10勝以上勝利している力士は朝青龍・琴欧洲・日馬富士・稀勢の里の4名のみ)
元横綱・朝青龍には4勝13敗、日馬富士には24勝37敗と負け越し 鶴竜には32勝18敗、元大関・琴欧洲には15勝27敗、把瑠都に6勝21敗。
2度の優勝回数より、準優勝12回という記録が稀勢の里の勲章だろう。
お疲れさまでした!

# by kcat46 | 2019-01-19 14:33 | 雑・etc | Comments(1)

2019正月

a0007196_19230138.jpg
元日: 初日の出雲多し(テレビ塔ノ岳山頂からの中継は雪模様)朝ビール後録り貯めたビデオなど。
午後近所の八幡神社初詣後風呂、ビール。夕方娘家族来宅スキ焼囲んで新年会。
酔い廻りウインフィルの「ニューイヤーコンサート」子守歌に夢の中。
(ここ数年、「ラデツキー行進曲」まで起きていたことなし。)

2日: 朝雑煮とおせちでビール、10時過ぎ家人毎年恒例となった軽井沢へ。
一日飼猫と炬燵で読書とビデオ三昧。お節を肴にだらだら酒。

3日: 朝食パン半分とヨーグルトフルグラ、リンゴ(普段の朝食)
午前テレビとパソコン、「箱根駅伝」往路で青学が負けたというニュース知り久しぶりに復路観戦。
午後双眼鏡片手に自転車、鈴川沿いに田圃廻る。
モズ、ツグミ、ムクドリ、キジバト、カワラヒワ、アオジ、ヤマガラ、シラサギ、ダイサギ、アオサギ、オシドリ、鴨類数種(区別つかず)・・・。
帰宅後、途中スーパーで買った刺身類で晩酌。本を枕に就寝(家人11時頃帰宅)

4日: 初JIM、エアロ(45分)、マシントレ(30分)、プール(50×5×3セット)、露天風呂
帰宅、息子来宅。新潟在住の孫の話題と多摩美教師就職の報告他
今月末に民俗学のフィールドワークで西アフリカ奥地に旅立つ予定とか。

5日: 初競馬、金杯で乾杯のはずが惨敗、今年もJRAに積立貯金。
夕方、今年最初のシナリオ塾(参加四名)、塾生O氏から作品の映像化準備状況など聞きワインちびちび。

<見たビデオ>
「NHK72時間」2018年アンコールベストテン。
一位「伝説のゲーセン」二位「日本ダービーの行列」三位「大阪西成24時間夫婦食堂」、その他「大病院の引っ越し」「津軽海峡年越しフェリー」等印象に残るが、やはり第6位秋田県玉川温泉の三日間「いのちの温泉に集う人々」が心に残るのはたぶん自分の齢のせいだろう。
人間という寂しき生き物、それぞれが背負っている人生がちらりと垣間見える瞬間。「神は細部に宿る」

<見たテレビ>
2日:BS1マイケルサンデル白熱教室2018、移民と難民問題
3日:BS1スペシャル「欲望の資本主義」(マルクス・ガブリエル)
情報SNSとトランプの登場が象徴する世界。

「読者が求めている定型を、書き手のほうも定型的に出している。そこには同語反復の循環だけしかなくて、自分が持っている考え方を強化してもらうためだけに読む人たちがいて、そういうニーズに沿ったかたちで書く人たちがいるという、閉じられたサイクル」(朝日新聞・内田樹)

a0007196_19240486.jpg
<見た映画(DVD)>
「15時17分、パリ行き」監督:クリント・イーストウッド
2015年8月21日に高速鉄道タリス内で発生したタリス銃乱射事件と事件に立ち向かった3人の若者。
一つの事件を題材に一本の映画にする職人イーストウッドの腕力。

「グッバイ・ゴダール」監督・脚本:ミシェル・アザナヴィシウス
1960年代後半のパリを舞台に、映画監督ジャン=リュック・ゴダールと当時の妻となるアンヌ・ヴィアゼムスキーの日々。
そんな時代がありまして・・・パリがまた燃えているか?TOKIOは?

「過去が自分の意に反してまっさらになっていく」

<読んだ本>
「西行を歩く」槙野尚一(PHP研究所)
昨年旅した吉野の「西行庵」を想い出す。

a0007196_19231636.jpg
「仰臥漫録」正岡子規(角川ソフィア文庫)
病床の日記。病に伏せながらその食欲旺盛なること驚くばかり。
「人皆の箱根伊香保と遊ぶ日を庵(いお)にこもりて蠅(はえ)殺すわれは」(子規)

「あなたを愛してから」デニス・ルへイン(ハヤカワミステリー)
サイコサスペンスとノワール、そして恋愛ドラマと要素詰め込み過ぎの感。

<飲んだ酒>
缶ビール各種(糖質0タイプ等)、生ビール、焼酎・カボス割、芋焼酎(黒霧島)、雪の茅舎(秋田)、鶴齢(新潟)、赤ワイン(サイゼリヤ)


# by kcat46 | 2019-01-06 19:28 | 雑・etc | Comments(0)

2019

a0007196_09221337.jpg
            年たけてまた越ゆべしと思ひきや いのちなりけり小夜の中山 (西行)





# by kcat46 | 2019-01-01 09:26 | 雑・etc | Comments(0)

今年読んだ本BEST・18

a0007196_20011150.jpg
「その雪と血を」ジョー・ネスポ(ハヤカワミステリー)
<殺し屋の男が恋をしたのは標的(ターゲット)の女>
パルプノワール×クリスマスストーリー。血に彩られた愛と贖罪の物語。

「石のささやき」トマス・H・クック(文春文庫)
幼い息子を水死事故で亡くし精神が壊れ始める姉。
破滅の予兆を孕みながら静かに語られる人の心のもろさと哀しみ。

③「東の果て、夜へ」ビル・ビバリー(ハヤカワ文庫)
ギャング構成員の少年イーストは、ボスの命令で男を殺害するため初めてLAを旅立つ。
同行するのは13歳の殺し屋弟をはじめとした少年たち3名。クライムノヴェルで始まりロードストーリーとなり、また犯罪小説となり少年の成長物語として完結。

「声」アーナルデュル・インドリダソン(創元推理文庫)
アイスランドレイキャビクのホテルのドアマンがサンタクロースの扮装のまま刺殺された。
自らも癒すことのできない心の傷を抱えた捜査官エーレンデュルが到達した悲しい真実。

「晩夏の墜落」ノア・ホリー(ハヤカワノベル)
避暑地の島を飛び立ったプライベートジェットが八月の大西洋に墜落する。
プライベートジェットは何故墜落したのか?

「ブラックボックス」マイクル・コナリー(講談社文庫)
20年前ロス暴動の混乱の中発生した女性ジャーナリストの殺人事件。
背後に浮かび上がる湾岸戦争当時の軍の影。

「ペインスケール」タイラー・ディルツ(創元推理文庫)
ロングビーチ市警殺人課シリーズ。
過去の事件で負った躰と心の痛みを抱えながら、捜査にあたるダニーとジェン・タナカ男女刑事コンビの魅力。

「贖い主」ジョー・ネスポ(集英社文庫)
オスロ警察警部ハリー・ホーレシリーズ。
クロアチアからやって来た「顔無き殺し屋・小さな贖い主」との対決。

「サイレント・スクリーム」アンジェラ・マーソンズ(ハヤカワ文庫)
幼児期の過酷な傷を背負ったキムというヒロインの清しい靭さにイイね!(ハヤカワミステリー)
デテールの目配り効いて後味良く相棒ブライアントとのコンビも上手い。

「忘却のパズル」アリス・ラプラント(創元推理文庫)
アルツハイマーの容疑者という設定の上手さ「信用できない語り手」が主人公。
断片的記述で進める展開が謎めいて生きている。

《別》「われらの独立を記念し」スミス・ヘンダーソン(ハヤカワミステリー)
1980年モンタナ州、ソーシャルワーカーとして問題家庭を巡回するピート・スノウ。
レーガン時代の社会からこぼれ落ちた人々、暴力、麻薬、売春・・・もう一つのアメリカ。
アメリカの今村昌平世界。

「幻影の書」ポール・オースター(新潮社)


# by kcat46 | 2018-12-30 20:02 | 観読聴 | Comments(0)

忘年山歩18

a0007196_09000207.jpg
今年の山歩き納めは我が家からいつも眺めている大山前衛の鐘ヶ岳(561M)
11時伊勢原駅集合5名(男4、女1)バス=広沢寺温泉入口下車
まばらな住宅地を過ぎ鐘ヶ岳登山口の鳥居をくぐると雑木林の山道となる。

前日の雨も上がりからりと晴れた冬空、低山のゆったりとした山歩き。
やがて汗噴き出す頃長い石段登りが始まる、どこの神様もみんな高い所が好きと文句たれつつ最後のアルバイト。
「浅間(七沢)神社」(12時半)
眼下に相模の街並みから横浜や東京方面、そして遥か筑波山を眺めながらの昼食。

汗も引き寒気が身を包み始め撤収、ちょい登りで樹々に囲まれた鐘ヶ岳山頂から下りとなる。
大山三峰を眺めながらのだらだらとした下りが、大山の分岐からは鎖場の続く岩の道となり一気に山ノ神隧道に出る。
ここからは舗装された林道をぶらぶら、たわわに実るユズやカボス横目にやがて広沢寺温泉着。(14時半)

さてどこのお風呂にしようかな?
「七沢荘」(入浴料1000円)、お肌すべすべ露天風呂でまったり。
汗流した後は表の休憩スペースで缶ビールでパフっと時間潰し、さて。
本日の締めは七沢の「日本料理・檜」での忘年会。

山歩きパスして駆け付けた仲間を加え、とりあえずの生ビールで乾杯。
生牡蠣や蟹等の料理肴に、途中の露店で買い求めたカボスの焼酎割がじんわりと沁みていく。
さて、来年はどこのお山へ?

酒 :缶ビール、生ビール、芋焼酎(さつま大海、佐藤)

# by kcat46 | 2018-12-26 09:03 | 山を歩けば | Comments(0)

厚木第九

a0007196_15151761.jpg
何年振りか、厚木市の合唱団で東北大震災復興支援コンサートの仙台で歌って以来六回目の第九。
7月の結団式から全15回の練習、皆勤賞には程遠い出席率だが前夜のゲネプロから一夜明けいよいよ本番当日。

9:15文化会館集合老若男女総勢178名、合唱指導秋山先生最後の発声練習。
10時大ホールへ移動、オーケストラとのリハーサル始まる、指揮者柴田先生の熱い激アリ。
11時40休憩、コンビニで買ってきた昼食(4F和室)

長い待機の時間、周辺市町の第九コンサートや合唱団の噂話、情報交換。
第九歴50回を数えるフリークから、本番目前となってもまだ楽譜と睨めっこの初心者まで。
時間つぶしに携帯した本『生物学者妖怪を掘る』荻野慎諧(NHK出版新書)パラパラめくるが頭に入ってこない。

14時開演時間、観客の数1000名を越したとの情報。
再び集合、厚木市長の挨拶後出陣式、合唱団リーダー飯塚氏のオリジンたっぷりな鬨の声挙げる。
トイレ等済ませスタンバイ後舞台袖に移動。
第2楽章の演奏を聴きながらまたしても待機。

第2楽章終了、いよいよステージへ。眩いばかりのライトを浴び壇上に整列する。
第3楽章、直立不動で聴きながら客席に目を走らせる。
トランペットの咆哮、二度、三度3楽章終わり、いよいよ第4楽章。

耳になじんだメロディが流れ出し、弦の響きに心奮い立つ。
そしてソリストが立ち上がった。
「フロイデ!」(友よ!)

後は例によって何がなんだか、音の洪水に身をゆだね、躰の芯から叫び、音楽に包まれて疾走する怒涛のような一刻。
そしてカタルシスの頂点で演奏は終わり、残るのはただ充足感と虚脱感。
今年も確かにベートーベンとシラーの創りし第九の世界にゐた。



# by kcat46 | 2018-12-18 15:18 | 観読聴 | Comments(0)

阿夫利コンサート

a0007196_14361085.jpg
伊勢原のジャズアンサンブル「阿夫利」20周年記念コンサート
アニバーサリーという冠故か例年になく会場の伊勢原文化会館前には長い行列。
1200人収容の大ホールに7,8分の入りで圧倒的に目立つのが高老年層だ。

三部構成のプログラム第一部、季節柄「枯葉」の演奏で幕を開ける。
カウントベイシーのスタンダードなどを中心にそれなりの安定感で聴かせる。
我がホームタウンにジャズのビッグバンドの一つ位あった方がいいいと思いつつ、客層を見ればいつまで続くのだろうかと少々の老爺心。

第二部はゲストの「ラテン・トリオ・プロジェクト」鈴木千恵(vib)小泉哲夫(bas)伊波淑(perc)
ドビッシーの「月の光」のアレンジやオリジナルナンバーをリーダー鈴木千恵の早打ちで見せ、伊波のパーカッションが弾ける。
そしてこの日のスペシャルゲストルイス・バジェの登場。
キューバ出身在日20年東京キューバンボーイズから矢沢永吉、布袋寅泰などのレコーディングやツアーにも参加しているというトランペッター。
そのハイトーンな音色響けばたちまちキューバの風会場を吹き抜ける。

ラテンの熱気に盛り上がったところで第三部はわが阿夫利との共演。
会場は一気にキューバンナイトと化し、「阿夫利」の演奏会では珍しい観客総立ちの「ラ・クンパルシータ」で幕となる。
長い三時間に渡る20週記念コンサートも無事終了、外は大山降しの初冬の風。
ふと気づけばジャズコンサートのはずがラテンの夜?
超高齢化社会にはジャズのグルーヴ感なんかよりラテンの楽天的リズムが慰みとなるのだろう。



# by kcat46 | 2018-11-27 14:36 | 観読聴 | Comments(0)

うた選・18

a0007196_20231590.jpeg

「電話口でおっ、て言って前みたいにおっ、て言って言って言ってよ」(東直子)
「夢の沖に鶴立ちまよふ ことばとはいのちを思ひ出づるよすが」(塚本邦雄)

「女子トイレをはみ出している行列のしっぽがかなりせつなくて見る」(斎藤斎藤)
「われに問ふな思ひ出といふ逃亡路あを空のごとあらはれはじむ」(馬場あき子)

「かたむいているような気がする国道をしんしんとひとりひとりで歩く」(早坂類)
「全天の夕焼けの下いまわれは残り時間を意識して生く」(尾崎左永子)

「としとってぼくがおほねになったとき しゃらしゃらいわせる ひとは いる か な」(今橋愛)


# by kcat46 | 2018-11-20 20:23 | 観読聴 | Comments(0)

大磯・18秋

a0007196_19221442.jpg
小一の孫息子を連れ娘の車で大磯漁港へ釣りのお供。
好天の休日、駐車場前の岸壁は家族連れを中心に満席状態。
最近は釣りブームも去り、釣り具ショップの閉店相次ぐというのが嘘のよう。

堤防の隅になんとか紛れ込み、竿出す前の面倒な仕掛け作り。
眼が悪くなって以来、この下準備が嫌でだんだん釣りに遠ざかって来た。
その間、娘と孫は傍の照ヶ崎の岩場で磯遊び。
磯と浜と堤防とコンパクトにまとまる大磯港の良さ。

一番簡単なサビキ釣りの仕掛けを作り、コマセが溶けるのを待ちながら缶ビール。
戻ってきた娘と孫にサビキ釣りの基本を教える。
ここで竿にビビット魚信あればいいのだが、う~んなかなか。
周囲を見ても時々鰯やヒイラギ、カマスをあげるぐらいでほとんど竿のしなる様子無し。
以前はもっとよく釣れたような気がするのだが・・。

それでも飽きずにこませを詰めては仕掛けを落とす繰り返し、とりあえず釣りの伝承だけはできたかなとジイジ的満足。
投げ竿にかかったハゼ数匹を土産に帰宅。
相撲観戦晩酌やるうち、ハゼのテンプラが美味しいと孫が食べてるというメールアリ。
釣り友も居なくなり、釣り道具をいつか整理しなければと思っていたがどうやら後継ぎができた予感。
人生の中でいつの間にか身に付いたコケのような属性を、受け渡す相手がいることは思っていたより愉しいものだと思いながらまたいつか酔中。

酒: 缶ビール(糖質0)、焼酎(キンミヤ)カボス割
肴: 金時草おしたし、茄子焼き、厚揚げ大根オロシ、カワハギ鍋(カワハギ、豆腐、エノキ茸、白菜、葱)




# by kcat46 | 2018-11-12 19:22 | 魚と遊べば | Comments(3)

音楽の秋、ちょっとちょっと

a0007196_20164205.jpg
伊勢原のジャズバー「Poco a Poco」で親交のある佐々木君のライブ。
月に一度のシナリオ塾を終えて駆け付ければちょうど始まったところ。
カウンターの空席見つけ紛れ込み、ハイボールでジャズのグルーヴに身をゆだねる。

佐々木君のGにDrのリズムパートがバックを支え、Orgと若い女性Trbという構成。
アルコールめぐり久しぶりのジャズライブ感、自然手拍子など始めればおや!?
この日のお客さん皆さんお行儀良すぎ、なんだかクラシックコンサートのムード。

リクエストしたブルースナンバーに我慢できず演奏者前て勝手にひとりノリ。
以前「豆穂」のライブでは、手拍子や踊りだす客で大騒ぎしたのは客も演奏者もまだ若かった故なのか。

翌日は厚木第九の練習日
お初にお目にかかる指揮者柴田先生は、噂通りのイケメンで「今までにないような第九」を志す気負いが清しい。
今回で六回目となる「第九」だがこれが最後かなと思いつつ、練習進むにつれ初めて唄った頃の緊張感と昂揚感。
今売り出しの若い才能と最後に出会える期待膨らむ。

一語一語の発音から半音まで直されるピリ辛指導にぐったり疲れ果ていつもの立飲み「ぼたん」
疲れ切った喉を生ビールで癒し、蝦蛄刺し肴にゆるりとお酒に浸る。

酒 :生ビール、大信州(長野)、会津中将(福島)
a0007196_20172033.jpg

# by kcat46 | 2018-11-06 20:22 | 近所をブラブラ | Comments(0)

陣馬山

a0007196_09522977.jpg
圏央道開通以来近くなった高尾山方面に行ってみようかと思い立つ。
と言ってもケーブルカーで登る高尾ギンザには興味なく裏側からのルートを計画するが、先日の台風被害で予定の登山道は通行止めとの情報。
それではと隣の陣馬山へ計画変更となる。(中学時代に遠足か何かで一度だけ言った記憶)

7時O氏の車で出発メンバー四名。
圏央道厚木インターへ向かうも渋滞情報で宮ケ瀬回りに変更、途中コンビニで昼食買いこみ相模湖から藤野駅へ。
陣馬登山口先の藤野町営駐車場着(無料)8:30ジンバブエドル
身支度済ませ近くのトイレに寄り登山口から一ノ尾尾根への林道を辿る。

栃谷の集落を眼下に人家が無くなった辺りから登山道となる。
杉と桧の林が続くジグザクの登りで汗が噴き出す。
やがてコナラの雑木林となりどんぐりの実など踏みしめ、水源林らしくよく整備された気持ちのいい尾根道。

左手に生籐山を眺め和田方面からの登山道二本合流、頂上への急な登りとなり階段を息喘がせて登り詰めればにぎやかな声の聴こえる陣馬山頂着(854.8M)
白い馬の像が建つ山頂一帯には三軒の茶店があり、さすが高尾山に続く人気の山多くのハイカーや家族連れで賑わっている。
360度の眺めは秩父の山々から八ヶ岳、そして南アルプスなど霞み、振り返れば見慣れた丹沢の山々に並び意外に立派な山容はわが大山。

芝の斜面の休憩所ベンチで早めの昼食。
料理人Mさんの肴や持参のツマミ類を並べ缶ビール旨し秋の空。
昼食後は景信山から高尾山方面に続く稜線を下る。
高尾山から陣馬山を結ぶトレランコースになっているらしく、それらしい姿のランナーやら、いつも見慣れた中高年より若者の姿が目立つ。

挨拶がうるさいほどの賑いも奈良子峠まで。
奈良子尾根への下りに足踏み入れればいきなり台風で倒れた倒木に行く手ふさがれ跨ぎ潜りながらの下りとなる。
時折現れる台風の爪痕にも慣れ一気の下り、ふと気が付けば他の登山者の姿ぱったり消える。
杉林からコナラの明るい林、林道に出合いさらにもう一下りで姫谷温泉の屋根が見える。
栃谷川のミニ渓流を眼下に舗装された林道歩き、途中陣谷温泉(陣馬の湯)を過ぎやがて朝の登山口へと出る。(13時過ぎ)

帰路は相模湖から途中相模原通りかかれば長い車の大行列、オギノパン工場前に長い車の大行列。
今人気の「丹沢あんぱん」を求める賑いに同乗のEさん「私も食べた~い!」とのご要望で寄り道。
いつもの鶴巻温泉「弘法の里湯」に到着。
ザブン、ブファーッ!で仕上げの宴となる。
a0007196_09531689.jpg

# by kcat46 | 2018-10-30 09:53 | 山を歩けば | Comments(0)

追悼・高階航

a0007196_21065703.jpg
<ドラマ「太陽にほえろ!」やアニメ「ルパン三世」などの脚本を手掛けた秋田県仙北市在住の脚本家・高階航(本名・高階茂嘉)さん(76)方から身元不明の遺体が見つかっていたことが11日、県警関係者への取材で分かった。高階さんは1人暮らしとみられ、連絡が取れていない。県警は高階さんの遺体とみて、死因と身元の特定を急いでいる。>
(Yahoo!ニュース)

初めて会った阿佐ヶ谷ルパン部屋、以来何度も飲んだが不思議と二人だけで飲んだ記憶はない。
大勢の輪に囲まれ賑やかに飲むのが好きな人だった。
得意ネタは毎年ヴァカンスを過ごすというパリの法螺話とカナダのサーモン釣り。
「永六輔のカバン持ち」というキャッチフレーズは自虐と勘違いしていたが本人は結構自慢だったのだと後で分かった。

何十年前の正月「ルパン三世」映画脚本の共同作業で六本木<ホテル・アイビス>に缶詰めになった。
正月休みで店はシャッター通りとなり人気のない六本木の街、コンビニもない時代食物と酒を求めてネオンの消えた街をさ迷い歩いた思い出。

伊勢原に新居を構えた頃だろうか、突然おふくろさんの介護で故郷の秋田に帰ることになったとかで、託された黒猫のバロン。
それが我が家の飼猫デビューとなった。
その後結構地方局の番組に出演したり著作を出版したり地方文化人として優雅に生活しているらしいという風の便り。

以後会う機会も少なくなり、最初で最後になったのが15年ほど前の田沢湖町への訪問。
アユ釣りの竿が高圧電線に触れ感電したとかで、「俺は身障者なんだ」と身障者手帳を見せながら武勇伝のごとく語った。
温泉付きの山荘に泊めていただき、乳頭温泉に浸かり釣り竿と自転車を借りて生保内川を釣り歩いた想い出。
https://drunkcat.exblog.jp/539779/(2004年6月)
北原美枝さんから贈られたという自慢のワイングラスで高級ブランデーを戴き、角館で師匠と仰ぐ永六輔氏馴染みの味噌蔵に案内され、心の隅で少しだけ馬鹿にしながらそんな彼の素直さが好きだった。

あれから十数年交流は年賀状だけの日々となり、またいつかと思いつつ数年前その年賀状も途絶えた。
そして今回ニュースで知らされた訃報。
想い出はいくつも浮かんでくる、それらを自分の人生のどこにしまったらいいのか?
未整理のまま、また次々と・・・。

冥福を祈るしかない!

# by kcat46 | 2018-10-22 21:09 | 合掌 | Comments(0)

赤城棚下小ラスト

a0007196_20184897.jpg
高校時代の友人で旧い山仲間のT君が20年暮らした赤城山麓の廃校を去るというので、昔の山仲間と連れ立って久しぶりに尋ねる。
何度か危ないといわれながら生き延びてきたが、とうとう大家の渋川市から追い立てくらったらしい。

新宿駅でS君、Y君と待ち合わせ、東京近郊路線近年の目まぐるしい変化に戸惑いながらとにかく大宮駅。
高崎線か上越線か名称でひと悶着、特急草津号の車内酒とつまみを広げプシュ、パフっとひとまず旅行気分。
長い、ながーい関東平野車窓外に近況報告から病気と健康の話題混じり始めて渋川着。

T君の迎えの車で途中スーパーに寄り二次会用の酒等買いこみ今夜の宿「ヘルシーパル赤城」(一泊二食11800円)
宿の傍を流れる利根川の河原には先日の台風爪痕残り、ふと前日ニュースで知ったばかりのT氏訃報と生保内川を想う。

温泉で汗流してまずはビールで再会の乾杯、夕食の時間待てずに一回戦が始まる。
想い出話の微等調整等するうちに夕食となり、地酒傾け本格的に飲み始める。
食後は部屋に戻り買い込んだ焼酎からウヰスキー、想い出の玉手箱ひっくり返しとっ散らかし夜は更ける。

翌朝。軽い宿酔い気分でそれでもやっぱりいつもの時間に目が覚める。
ザブンと湯覚まし後朝食を済ませて今回目的の「群馬県立棚下小学校」へ向かう。
関東平野のどん詰まり、衝立のように立ち塞がる崖(棚)の下にひっそり佇む校舎。

T君の案内で校舎の中に踏みいれば、郷愁を呼ぶ廊下のたたずまいから木工器械が並ぶ教室の静かな末期。
黴と埃と時間の堆積が醸すどんよりとした空気漂う。
滅びていく美しさは年寄りには身近過ぎて、共に朽ちていくより飛び出した方がいいのだと思う。

棚下小学校に別れを告げ、車で向かった先は高校時代苦い思い出の残る谷川岳。
登る用意はなく観光客の行列に混ざりロープウエイ(往復2200円)に乗り15分ほどで天神平。
秋色に染まるスキー場スロープの遊歩道を散策しばし、谷川岳の岩場をゲレンデとしてきた元クライマー達から「もう疲れた、戻ろうよ」の文句が出る。

再びロープウエイで下山後帰路の途中水上に寄りT君の知り合いのカフェに寄る。
ちょっとお洒落なランチビールで別れの昼餉。
上毛高原駅まで送ってもらいもう一杯、再会を約して新幹線で家路をたどる。

a0007196_20195025.jpg





# by kcat46 | 2018-10-17 20:21 | 記憶の落穂ひろい | Comments(3)

地元山歩

a0007196_10053565.jpg
10時比々多神社集合、今回初参加のYさん他計8名(男6、女2)
栗原の集落からコスモス畑と蜜柑畑を眺めながら聖峰への山道へ入る。
クヌギや楢の樹林の続く山道は先日の台風25号の爪痕生々しい。
幹の途中から生木を削がれた木や、吹き飛ばされた枝、そして根こそぎ斜面に倒された樹々など。
これも自然の摂理と思へばただその気まぐれな所業に驚嘆して受け入れるのみ。

男坂九十九曲がりの急登を登る組と女坂組に別れ、聖峰のお堂で合流する。
南東側に眺望開けた場所で隠れた初日の出の名所。
大晦日の深夜自転車で家を出て、初詣で賑わう比々多神社から初日の出を眺めるため毎年のように登った時期もある。
眼下遥か平塚海岸から、江の島そして横浜マリンタワー、新宿ビル群の向こうには雲にかすむスカイツリー。
いまだ行ったことなし、東京タワーもできた当時に一度だけ、高い所に興味がないなら何故山に登るのか?

一休み後、高取山への登り。
急登はきついがそんなに嫌いではない、苦しい分だけ高度が稼げる感覚がはっきりしている。
久しぶりの山歩きというH女バテバテ、日頃の精進はっきり出るのが急登でもある。
尾根痩せ木の根をつかむような登り一息でこの日最高地点高取山頂(556M)

後は下りの山道だがしばし岩混じりの急降下、<野菊と信仰の道>と名付けられた尾根道の樹林帯で一頭の迷い鹿に出会う。
牡鹿らしく角は立派だがビッコを曳き妙に黒い毛色がなんだか哀れを誘う。
念仏山を越えていつもの鉄塔下で昼食、持参の缶ビールにMさんからワインなど頂く。

昼食後善波峠の下り、ラブホテルの屋根連なる脇から弘法山への登り、ゆるゆる。
行き交うハイカーの姿増え、台風の風に総ざらいされた銀杏の匂いたちこめる山頂境内。
公園として整備された路をもう一登りで権現山頂着。
とりあえず野鳥サンクチュアリに向かうと水場を囲むカメラのレンズに緊張感漂う。
その輪に混じり双眼鏡を覗けば水場に集まる野鳥達の姿、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、エナガ、キビタキ。

前回望遠レンズの砲列が並んでいた展望台上には人影まばら。
今シーズンの鷹の渡りもそろそろ終了か?
朝から来ていたという人の話では、それでも本日午前中60羽が渡ったとか。
鷹の渡りには出遅れたが、野鳥を何種も見られたことに満足し下山。
いつもの「富士見の湯」で汗流し生ビールで喉潤せば、さて続きは何処へとなる。

酒:缶ビール、ワイン、生ビール、隆(神奈川)



# by kcat46 | 2018-10-10 10:06 | 山を歩けば | Comments(0)

貴景勝

貴景勝が好きだ。
酒場の角力談議でそう打ち明けると必ず不思議そうな顔をされる。
「何であんな・・・(ルックス)」そしてワイドショーで悪評高い「あの貴乃花の弟子ですよ」
自分でもふと考える、本当に好きなのかただ逆境の力士を面白がってるだけなのかと?

だが、やっぱり貴景勝の相撲が今一番面白い。
横綱大関陣を相手した時はいつも期待と緊張感でワクワクさせられる。
ぽっちゃり肉震わせ眠そうな目で相手を見ているのか見ないのか、めんどくさそうな仕切りからいざ。

思へば子供の頃から人気のヒーロー横綱大関より、それに向かっていく関脇小結あたりの力士を応援していたように思う。
最初に記憶に残るのが琴ヶ濱という力士、たぶん横綱若乃花を内掛けで倒した一番を、近所のお蕎麦屋さんで見たのか自由が丘駅前の街頭テレビか?
以来、しばらくは小学校校庭の土俵では「内掛けの××」と呼ばれていた。

大関になった高安から栃ノ心や御嶽海など贔屓にしていたが優勝したり、大関候補などと騒がれると興味が失せる。
今は玉鷲、正代そして貴景勝ということになる。
親方のごたごたで色々あったがきっと何事もなく来場所も活躍してくれるだろう。
白鵬、稀勢の里を土俵に転がし平然としているあのふてぶてしい童顔を見たいと思う。
そしてサービス精神のかけらもない勝利者インタビュー。

a0007196_20002780.jpg





# by kcat46 | 2018-10-04 20:02 | 酔っぱらいの戯言 | Comments(0)

大磯・アオバト

a0007196_19370613.jpg
高校の同窓生グループの集まり「自然塾」二度目の参加。
大磯照ヶ崎海岸「アオバト」観察会。
家の傍からバスで平塚に出て大磯駅下車、徒歩15分ほどで海岸到着。
先着のメンバーに合流、目の前に拡がる海岸の岩場に目を凝らせば背後の高麗山方面から飛来するアオバトの群れ。

双眼鏡の視界に浮かび上がった蒼と茶羽の美しさ。
大磯漁港には何度も釣りで訪れ、アオバトという珍しい鳩が岩場に海水を飲みに来るというのも以前から知っていた。
だが海の魚ばかり気になって鳩の方にはイマイチ関心がなかった。(当然双眼鏡不所持)
前週の鷹の渡りといい、鳥の姿に心ときめくのはただの歳のせいなのか?
とうぶん、空を見上げる日々が続きそうだ。

一時間余り観察後「みなと食堂」で昼食、バスで花水川に移動する。
初秋の川沿いに野鳥や草木を観察しながらぶらぶら。
「つゆ草」が万葉の古名でその形状から「鴨頭草」(つきくさ)と呼ばれるなど、教えられなきゃ判らない発見。
なんだか、老いと共に素直ないい生徒になっていく気がする。




# by kcat46 | 2018-09-26 19:37 | 近所をブラブラ | Comments(0)

鷹渡る

a0007196_19593434.jpg
秋来ぬと目にはさやかに見えねども・・・。
今シーズン鷹の渡りの季節が始まったと聞き近くの権現山へ出かける。
秦野駅で同行のM氏と待ち合わせ水無川のせせらぎ横目に権現山、ひと汗かけば浅間山の広場からもう一登りで山頂(243M)着。(10時半)

観察スポット展望台の最上階には、野鳥マニアがそれぞれ自慢の望遠レンズの大きさを競っている。
眺望はるか富士山は雲の中、遠くかすむ金時山から箱根連山眺めながら待つことしばし。
突然ざわめき広がり一斉に望遠レンズの砲列が空を向く。
見上げた蒼空に鳥影一つ、あわてて双眼鏡彷徨わせくっきりと舞う鳥の姿捕らえる。

頭の中にある図鑑の鳥と比べる暇もなく、カシャカシャとシャッター音に混じって「サシバだ」の声。
ゆっくり旋回しながら空高く、上昇気流に乗ってまた高く、やがて南の空に向かって小さく姿を消す。
それぞれ撮った写真で確認「サシバ」ということで一致したらしく、鳥見初心者の自分が異を唱えることも無し。

そしてまた待機の時間始まり、とりあえず持参の缶ビールを空け一息つく。
約一時間半、前日地元野鳥の会今年初の例会がありその時に比べればまずまずとか(朝から数えて二桁)
頂上広場の片隅に設けられた野鳥の水場など覗き、初鷹の渡り観察終了。

山を下って「富士見の湯」にザブン。
陽光眩い露天風呂に浸かりながら、ついつい空を見上げて鳥影を捜している。
首が痛くなるほど空を見上げた記憶はもう何十年前のことだろう?
a0007196_20001160.jpg

「一途さを空に残して鳥渡る」(長山あや)
「鷹渡るかなしきひとをまのあたり」 (黒田杏子)


# by kcat46 | 2018-09-19 20:00 | 近所をブラブラ | Comments(0)