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 「ネコも歩けば・・・(酔中日記)」

drunkcat.exblog.jp

スモウノミカタ

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大相撲春場所は鶴竜の優勝で幕となった。
半分近くはどっちに転んでもという危ない相撲あったが、「善い人」へのご褒美ということで、ま、いいでしょう。
先場所優勝の栃ノ心はいよいよ本物になってきたという印象、あの意地っ張り豪栄道が跳んで勝つぐらい。

巷では相変わらず土俵外の雑音絶えないが、ワイドショウ的たてまえと俄か相撲評論家の言うことに何の興味もない。
JIMでひと汗かいた後、いつもの飲み屋のカウンターでテレビの相撲中継ちらちら横目に杯傾ける。
時に力入る一番に手にした杯宙に止まり、勝負決まってほうっと息吐き呑み干す酒の旨さ。

贔屓の玉鷲、栃ノ心の活躍、帰ってきた魁聖と勢、目が覚めたか逸ノ城、そしていつもハラハラ相撲で酒を美味くしてくれる松鳳山と千代乃国。
業師遠藤が両大関を食い初の三役を決めたのは来場所への楽しみ。
レンゲソウじゃないんだから嘉風と遠藤はやっぱり幕内上位、横綱大関を相手にする位置にいてこそ技ヒカル。
一番印象に残ったのは阿炎で、どこかやんちゃな子供のように狭い土俵を縦横無尽な格闘場に変える自由さがが、なんだか新しい時代の空気を感じさせた。

今場所新たに始めたのが相撲取りのキャラ付けという遊び。
幕内力士を中学校のクラスメートになぞらえてキャスティングするだけのことだが・・・。

例えば遠藤は、パーマ屋の息子で姉二人、小さい頃はままごと遊びが好きだった。
教室ではいつも窓際に座り、ボーっと校庭を見ている。ハーモニカが得意。
栃ノ心は警察官の息子で柔道部のキャプテン、国語が苦手で音読を指名されるとどもったまま真っ赤になって立ち尽くす。
松鳳山、豆腐屋の息子でいつも幼い妹の子守をさせられている。泣き出すと胸毛を抜かせてあやす特技あり。
逸ノ城、母親は飲み屋のママ、父親いない。授業中は居眠りばかりで体育も理由をつけてはさぼる。
普段は目立たないが。いったん怒り出すと手が付けられないという噂。
千代乃国、けん玉の名人、野球部でレギュラーだが試合中監督のサインを無視勝手に盗塁失敗で罰のランニングがいつものこと。
以下千代丸、宝富士、貴景勝、正代、北勝富士・・・その風体を思い浮かべれば思いつくまま頭の遊び、いつか空想の楽しいクラスができあがるだろう。



by kcat46 | 2018-03-29 20:25 | 雑・etc | Comments(0)